トト丸ブログ

地方国公立大3年

「イミテーションの木」は凡人の背中を押してくれる究極の励ましソング

私は、もう10年以上Mr.Childrenが好きです。

ミスチルがないと今の私はないくらい人生の一部です。と言えるくらい

ミスチルだけは飽きずに好きです。

ミスチルの曲って、さりげなく桜井さんの工夫がいっぱい詰められていて

分析のし甲斐があるんですよ。

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今回は、2012年リリースの「イミテーションの木」の考察をしていきます。

この曲は、最後の考察の部分にも書いてますが

凡人の背中を押してくれる究極の励ましソングだと思ってます。

そして終始寄り添ってくれる優しい歌です。

 

では、早速。

 

イミテーションの木

イミテーションの木 歌詞【Mr.Childrenの歌詞集】

導火線の火が
シュって音を立てて砂浜を這う
その細く強い光
一瞬、静寂がふっと夜を包んで
浮かび上がる あの娘の横顔

風に乗って響いてく音 火薬の匂い
打ち上げられた花火に夢を重ね見上げていた

 ここは、過去の回想です。

打ち上げ花火のような大きい夢を持っていた。

情景が歌詞に綺麗に表されています。

ここではまだ「細く強い光」です。(覚えていてください)

以下から時間軸は今に移ります。

 

深く沈めた記憶
向こう岸に捨てた憧れ
青臭い恋のうた

時間は残酷
もう魔法は解けてしまった
過去ばかりが綺麗に見える
現在(いま)がまた散らかっていく

 打ち上げられた花火と重ねた表現のように思います。

Aメロが綺麗な歌詞でできている分、余計、残酷さと対比になって

協調されているようです。

 

リニューアルしたビルの中
イミテーションの木が茂る
その永遠の緑をボーっと見ていた

 ここで、主人公の今にフォーカスされます。

「ビルの中」という言葉から、もう社会人として働いていることが伺えます。

 

世界中に起こってる悲劇と比べたら
僕の抱えたモヤモヤなど
戯言だってよく知っている

 ミスチルは、普段の日常生活から、「世界中に起こっている悲劇」

というように、1つの歌の中での世界をどんどん発展させていき、壮大なテーマに

持っていくのが上手いです。これもその1つ。

必ず、最初から壮大なテーマに持っていかないで聞いている人に寄り添って、気づいたらこんなデカいこと歌ってたのかというように自然に持っていくところが、個人的に惹かれる点の1つですね。



イミテーションの木の下を
少年が飛び跳ねている
それを見た誰かの顔がほころぶ
情熱も夢も持たない張りぼての命だとしても
こんなふうに誰かをそっと癒せるなら

 「イミテーションの木」と「情熱も夢も持たない自分」を重ね合わせています。

「癒せるなら」がポイントで、確信ではないのですが確実に、大きくはなくても希望を掴みます。以下につながっていきます。



導火線が今
シュって音を立てて胸に点る
この確かな強い光

はい、ここで「細く強い光」から「確かな強い光」になりました。

 

無機質なそのビルの中
イミテーションの木は茂る
なにかの役割を持ってそこにある
イミテーションの
イミテーションの
張りぼての命でも人を癒せるなら
本物じゃなくても君を癒せるなら

 

 

イミテーションの木・考察

この歌は、はっきりしたことを言って励まそうとする歌ではなく、

夢を叶えられず絶望している人、理想とする自分になれていない、過去の思い出だけが綺麗に見える人、自分が存在している、生きている意味が分からない人にとことん寄り添って隣を同じ歩幅で歩いてくれる歌だと思っています。

 

他の励ます系の歌と違って、自分は張りぼての命だということを認めているというところですね。認めていても、そこに留まらないところ、希望を見出してくれるところが好きです。元気出せよ、こんなところ凄いと思ってるよ、って他人は励ましてくれるつもりで言ってきてくれたとしても、正直それで元気出ることってそんなに無いじゃないですか。自分のいまいる精神世界に合わせてくれて、話を聞いてくれるだけでいい。アドバイスとか説教とかいらないから。そんな気分の時に、ただただ落ち着きたい時、頑張ったねと言ってもらいたい時にそっと背中を押してくれる曲です。

 

私はすごく疲れた時、バイトから帰る道で聞いたりしています。あからさまに励ます言葉は無いのに何故か聞き終わった後内側から元気が出てくる「明日もがんばろう」と思える凡人のための曲です。

 

気になったかたは是非聞いてみて下さいね(^^)/